グリグリーンのゆるりな日々

日々感じたこと、誰かに伝えたかったこと、やってみたこと。

手作りマスクコレクション

スギ以外の花粉にも反応し、細かいホコリでもよくクシャミが出る私は、一年中マスクを使います。しかし重症ではないので、大量にマスクの在庫を抱えることはありませんでした。箱で買ってなくなりそうになったら買うということを毎年繰り返してきました。


そしてちょうど在庫が少なくなってきて新しくマスクを箱で買ったとき、ふと、掃除中にたまに付けるマスクをその度捨てるのはもったいないと思い、自分で洗える布マスクを作ろうと思いました。


こう思い立ったのは今年1月半ばのことです。


そして早速手芸店と百円ショップでマスク用のゴム等の材料を買ってきました。このころはお店に行けば在庫はいっぱいあり、どれにしようかと楽しく選べるほどでした。


それではまず1月に作ったマスク二つをご紹介します。


① 掃除用四角いマスク

ダブルガーゼのハンカチを使い作っています。私の家庭用のミシンで縫うにはダブルガーゼを3枚重ねるのが限度でした。それでも分厚くしたかったので中央は4枚重ね、ミシンで縫うところは3枚になるように工夫して縫いました。材料がハンカチだったのでネットに入れて洗濯、アイロンをしてから作りましたが、数回洗濯するとアイロンをしてもフニャフニャな感じが残りました。白いので余計にフニャフニャ感が目立つ気がします。やはり、丁寧に水通しをしてビシッとアイロンをしてから作ったほうがいいですね。

ちなみにかなり昔に買った市販のガーゼマスクと大きさを比べるとこんな感じです。

市販のマスクは縦9.5cm、横13cmです。これは洗うたびにもっと縮みます。この縮みが嫌になったのと昔より市販のマスクが安く買えるようになったので、このマスクは出番がなくなったのでした。


続きまして、

② 掃除用プリーツ型マスク

こちらはダブルガーゼを2枚重ねて作りました。1月はまだ寒かったのでエアコンのない部屋で使っていると薄さを感じました。冬場はダブルガーゼで3枚以上は重ねたいところですが、最近は気温が上がってきたのでこれでいいです。



2月に入りまして急に市販のマスクが買えなくなりました。在庫はあるものの焦りました。そこで、通院時に使う市販のマスクの在庫を長持ちさせるため、病院以外の外出時に使う布マスクを作ることにしました。


③ 外出用立体型マスク

ネットで無料の型紙を見つけて作りました。こちらは表は綿100%のしっかりした生地、裏はダブルガーゼです。最初は綿100%のしっかりした生地を2枚合わせで作りましたが、これを着けて長い坂道を登り切ったとき息苦しくなったのです。そこで裏はダブルガーゼに変更しました。そして少しでも花粉の侵入を防ぐため、表の中心にある縫い目の裏にバイヤステープ(生地の端をくるんで処理するテープ)を広げて縫い付けました。両端のゴムを通すところもバイヤステープです。写真は洗濯後のアイロンをしていない状態です。


そして、これをさらに量産しようと思っていたとき、ハンカチを折りたたんで簡単にできるマスクの記事を見ました。そこで家にある医療用のガーゼを折りたたんで作ってみました。


④ 折りたたみマスク

な~んだ、これでいいじゃん!って思いました。


そして、布マスク量産の意欲が失せたとき、キッチンペーパーでマスクを作る動画が次々と上がりはじめ興味を持ちました。立体型マスクは「俺の顔には似合わない」という理由でプリーツ型のマスクしか付けない花粉症の家族のために使い捨てマスクを自分で作ってみることにしました。


⑤ 使い捨てマスク

キッチンペーパーだとクシャミや突然の雨に耐えられるか心配でした。そこで私が選んだ材料は衣類カバー用の不織布2枚と40枚入り100円で売られていたキッチンダスター1枚の3枚重ねです。切ったり貼ったりのほうが苦手な私はミシンで縫いました。ミシンで縫いやすいように平ゴムを使いました。鼻の部分は動画を参考にして包装するときに使う針金入りテープを中に入れました。両端はサージカルテープでくるみました。サージカルテープは傷口をきれいに治すためにテープ療法で使ったことがあるので肌に優しいと思い採用、さらに切りっぱなし部分の見た目も良くなります。

これを家族に着けてもらい実際に外出してもらいました。まったく違和感がなかったそうでやぶれることもなく帰宅しました。これ捨てるの?と驚いていましたが、使い捨て用に作ったので衛生面も考えて捨ててもらいました。また作るから大丈夫です。


そうこうしているうちに3月に入りました。

マスクを作る動画をいろいろ見ていると、また布マスクを作りたい気持ちが出てきました。


⑥ さらしで作った四角いマスク

さらしで作るとガーゼよりもフニャフニャ感が少ないので外出用でもいけそうです。ミシンで縫うのもガーゼより楽でした。

こちらは裏から見ると、

こんな感じでポケット付きにしました。何かをはさめます。


⑦ さらしで立体型マスク

こちらはゴムではなく柔らかい紐のようなものを通しています。結び目をネクタイ結びのようにして長さを調整できるようにしています。丁度耳の下に結び目がくるとイヤリングのように見えないかなと思いこうしてみましたが、紐の先に洗えるビーズやかぎ針で編んだモチーフを付けてみたほうがそれっぽいかもしれません。試しに金属アレルギーでアクセサリーができない実家の母にプレゼントしてみましたが、イヤリングに見えるかもという部分はさらっとスルーされ、着け心地がいい部分だけ喜んでもらえました。

ちなみにこちらも裏から見ると、

このようにポケット付きです。これはさらし2枚にポケット付きで計3枚重ねになります。気温が上昇した日に付けて外出したら暑かったです。これからは気温を考えて作る必要があると思いました。


その後、カーテン屋さんがカーテン生地を使ってマスクを作るというニュースを見ました。それを見て同じ形で作ってみようと思いました。


⑧ さらしでプリーツ型マスク

両端は慣れているバイアステープで仕上げました。バイアステープは表からはミシンで真っ直ぐ縫い、裏側は手縫いでまつり縫いをします。真ん中で少し中央よりに縫い、緩いカーブになるようにします。するとより顔に沿うようになりました。この形は着けると若干鳥のくちばし風になります。


以上、手作りマスクコレクションでした。

これから手作りマスクを着けて出かける人がもっと増えたら、白色以外の生地でも作ってみたいと思います。


最後に今回モデルを務めましたモンキーくんのご紹介です。

後ろ姿です。


かなり昔に100円ショップで買ったぬいぐるみです。Mのイニシャルの服を着ていたので我が家では「お猿さん」ではなく「モンキーくん」という愛称で呼んでいます。今回のマスク姿が思いのほか可愛くて笑ってしまいました。



おわり。