令和になってから気づいた間違い
昭和生まれの私が、令和になってから気づいた間違いがあります。
それは、子供のころに間違って覚えてしまい、そのまま使っていた言葉です。
今まで何度も口にする機会があったのに誰にも指摘されなかったので、それが間違っているとは疑わずに過ごしてきました。
何を間違っていたかと言いますと、今年大いに盛り上がったスポーツの名前です。
そうです。
ラグビーです。
ラグビーのことをラクビーだと思っていたのです。
(ちなみに英語表記はrugbyです。)
私以外の人は「なんだそんなことか」と思われると思いますが、私にとってはものすごい衝撃だったのです。あの有名なドラマ「スクール☆ウォーズ」だって見ていたし、通っていた高校にはラグビー部だってありました。4年前のラグビーワールドカップの日本対南アフリカの試合も見ました。新聞も毎日読んでいます。それなのに、何で今まで見て気づかなかったのでしょう。
私はよく探し物をする家族に「ないないと思っているから見つからない、あるあると思って探してみて」と生意気なアドバイスをしていましたが、私の頭の中ではラグビーのクに濁点はないと思い込んでいるので、新聞で『ラグビー』の文字を見ても『ラクビー』と見えていたのかもしれません。
もうただただびっくりです。
それでは、なぜ、この間違いに気づけたのか。
実は、10月に書いたブログの記事「ペーパークラフトに挑戦! カニを作る」を下書き中に「ラグビーのニュージーランド対アイルランドの試合も気になるし」という文章を入力しました。当然『らくびー』と入力して変換させようとしたら一回で片仮名にはなりませんでした。そのときは、何でこんな有名なスポーツ名が一回で変換されないんだろうとまだ間違いに気づいていませんでした。なんなら、パソコンの調子が悪いのかと思っていました。ところが、翌日の朝、ラグビーの試合を紹介しているテレビ番組を見て驚きます。
ラクビーじゃない、ラグビーだ!
テレビの大きな文字を見て、間違いに気づいたのです。
すぐに新聞も確認しました。
やっぱりラグビーでした。
慌てて下書きの『ラクビー』という文字を『ラグビー』に訂正しました。
前日に一回で片仮名に変換できないと言う経験をしていたので、頭の中で文字に注目するスイッチが入っていたのでしょう。何十年も見て気づかなかった濁点にようやく気づけたのです。すぐ、家族に伝えましたが、私がラクビーと言っていたことに全く気づかなかったそうです。
もし、ラグピーなら?と聞いてみました。それはすぐ聞いてわかるそうです。ラキュビーでも聞いてすぐわかります。ラクビーだけはよほどクを強調して話さないと元々ラグビーだとわかっている人にはちゃんとラグビーと聞こえるようです。日本人以外の人だったらもしかしたら気づきやすいのかもしれません。
喫茶店でアイスコーヒーをアイスモーヒーと言って注文してみても、店員さんはアイスコーヒーのことかなと察してくれるでしょう(多分)。それとはちょっと違いますが、思い込んでいる言葉はだいたいが思い込んでいるように聞こえてくるのかもしれません。
ちなみに最近までAbemaTVのことをずっとアメバTVと間違って覚えていたのですが、これに関しては家族は気づいていてあえて放っておいたそうです。すぐ教えてくれればよかったのに~。これも自分で気づきました。
このように、令和になってようやく自分で気づいた間違いを実家に帰ったときに母に伝えてみました。
母『え!知らなかった。点々ついていないラクビーだと思ってた』
なんと、母が間違って覚えていたのです。
ここに原点がありました。
それじゃあ、私が間違って覚えていても仕方ないよね。
子供のころは今より耳が良くて、母が言うクとグの違いを正確に聞き取って覚えていたのだと思います。
こういうことってあるんだなぁ。
令和2年になっても何かしら間違いに気づくかもしれませんが、素直に訂正していこうと思います。
終わり。