マージャンを、覚えたい。⑤ 役を覚え始め、迷路を作る暇はなし。
先生から「次は役を覚えてもらおうかな」と何やらいっぱい漢字が書いてある紙を渡されました。
役とは、相撲で言うなら決まり手のようなものです。ただし、相撲の決まり手はどれであっても勝ちは勝ちで一勝ですが、マージャンの役はその形によって点数が違います。もし相撲で、押し出しなら白星一つ、突き落としなら白星四つ、外無双や三所攻めなら白星八つ、というルールだったら3勝しかしていなくても優勝できるかもしれません。そこが決まり手と役の違いです(私なりの解釈です)。
まずは、運用面の基本からです。
『門前自摸(メンゼンツモ・ツモ)』
ポンやチーをせず自らツモって上がる
『立直(リーチ)』
テンパイ(あと一つで上がり)の状態になったとき宣言すること
リーチは聞いたことがあります。
リーチは門前のときだけです。そして、言わなくてもいいそうです。ただ、リーチを宣言して一周のうちに上がれた場合、『リーチ』と『ツモ』に『一発』という得点もついて、同じ牌なのに点数が高くなる可能性があります。
次に、基礎中の基礎二つです。
『平和(ピンフ)』
四つの面子を順子で作る。待ちは両面待ちのみ。
『断么九(タンヤオ)』
2~8の数牌でそろえる。待ちはどのパターンでもいい。
さらに、
『役牌(ヤクハイ)』
①中・中・中のように三元牌(白・發・中)のいずれかをそろえる。
②東場の東=場の風
南家の南=自分の風 をそろえる。
うん?②は何かの詩ですか?
違いました。
ゲームの一周目のことを東場、二周目を南場といい、東場のときに東を三つそろえる。親を東家といい、その右側の人を南家といい、南家の人の場合は南を三つそろえる。
次は、
『一盃口(イーペーコー)』
同じ順子が二つある。
『河底(ハイテイ)』
誰も上がらずに進み、積み上げられた牌の最後の牌で上がる。
ここで、しんどくなってきましたが先生の説明はどんどん続きます。
こんな感じでまとめてみました。
(三色同順で説明が抜けていました。萬子筒子索子それぞれでそろえます)
ふ~ぅ、終わった終わったと思っていたら、先生から
「これはごく一部、やっと始まったところ」
と言われました。
ごーくーいーちーぶー?
まじか~。
台湾の子供たちってこういうの全部覚えてるの?
すご過ぎる。
ここで先生に質問です。
私「東東東・南南南・西西西・北北北・白白ってそろえたら?」
先生「それは、ダースーシースーアンコウツーイーソウっていう役満や」
私「はあああああああ?なんじゃそりゃああああああああああああああ?」
先生「漢字で書くと大四喜、四暗刻、字一色。
役満とはそれだけですごい得点の手や。何万点にもなる。
点数を数える単位は、平和なら1翻(ハン)七対子なら2翻、、5翻以上で
満貫(マンガン)と言うんやけど
役満はそれだけで13翻。それが三つもある。すごい得点や。まだ見たことないよ。」
私「はらたいらさんじゃなくて篠沢教授に10万点かけるようなもの?」
先生「そう、それでさらに正解してもらうようなものや」
なるほど。それはなかなか見られないね。
(後半は昔あったクイズダービーというテレビ番組の話でした。)
私「ということは、今日は役満じゃなくて、役について勉強したってことか」
先生「だーかーらー、最初に役について覚えてもらうって言ったやろ」
・・・そうでした。確かに言っていました。
最後に思い出したことを質問です。
それは以前の記事でtanukitikun-xさんからいただいたコメントの呪文です。
私「メン・タン・ピン・ドラ・ドラ・満貫~ これは?」
先生「メンは門前(メンゼン)の略、タンは断么九(タンヤオ)の略、ピンは平和(ピンフ)の略、満貫はこれ(紙を指さす)」
その後、ドラについてもさらっと教えてもらい、
私「そういうことか!やっとこの呪文が解けた!」
超嬉しかったです。
tanukitikun-xさん、ありがとうございました。