グリグリーンのゆるりな日々

日々感じたこと、誰かに伝えたかったこと、やってみたこと。

たまに思い出す教訓めいた言葉 三連発

たまにふと思い出し、くすっと笑ってしまう(私だけかもしれない)言葉を三つご紹介します。


① 乙は甲にいつもだまされる

これは韓国のバラエティ番組で旅をする俳優のおじいさんがスタッフに言った言葉です。たしか、前回出演したときよりも旅で使える金額が少なく、大好きなお酒が買えないとスタッフに直談判したら、金額が明記されている契約書を見せられ、思わずつぶやいたおじいさんの一言「乙は甲にいつもだまされる」です。

気持ちわかるなぁと笑ってしまいました。
前回と違う部分を大きく太字で書いて、さらにここが違いますからと丁寧に説明でもしてくれなきゃ前と同じだと思いますよね。

メリットはしっかり説明、デメリットはさらっと流す甲。
メリットだけ覚えている乙。

バラエティとしてはとても面白い場面でしたが、自分がこれから契約する何かで起こることだとすると笑ってはいられません。

甲にだまされないように気を付ける乙でありたいです。


② クーポン券の小さい文字にやられる

これは家族がクーポン券を持ってコンビニに行き、使えなかったときにつぶやいた言葉です。タバコが買えなかったのかな。老眼では見えないくらいの文字でタバコとお酒は使えないと書いてあったようです。他にも期限切れで使えなかったときもあります。明記はしてあるので文句は言えず、思わずつぶやいた言葉「クーポン券の小さい文字にやられる」です。

クーポン券を使えばお得に買えて気分はいいけど、使えなかったときは損した気分になります。でもクーポン券をもらっていなければ普通に買い物をしていただけで、実際に損したわけではないのです。クーポン券とはそんなものだと思って、小さい文字に少しは目をやり、やられた!という気分にはならないようにしたいものです。


③ いつまでも美味しいものがあると思うな

これは実家で母に言われた言葉です。ホワイトデーに父がなぜかご贈答用の大きな箱に入ったきんつばを私に買ってきてくれました。3人でひとつづつ食べても食べきれないので、また次来たときに食べるからと実家に置いていきました。両親が少しは食べるだろうと思ったからです。そしてしばらくして実家に行き早速きんつばを食べようと思ったら箱ごと消えていました。そのときに母が言った言葉が「いつまでも美味しいものはあると思うな」です。

一瞬びっくりしましたが、なんだか名言ぽく言い放った母がかわいく思えて笑ってしまいました。しかも、「すぐなくなったよ」って。これが幼稚園のときならめそめそ泣いていたと思うし、逆に母が子供の分まで食べることは絶対なかったけど、今ではきんつばは自分でも買えるし、父は自分たちが好きなものを買ってきたんだろうと思うとなんだか不思議なほのぼのとした感覚になりました。

言った本人はすぐ忘れてしまったようなので、たまに「あれは名言やったよ」と母に伝えて笑い話にしています。

③は教訓めいたというより、私にとっては名言になっているのでした。


おわり。