ネギさんの最後
4月末に粘りの巻き付きを見せたネギさんは、5月も粘り続けました。
5月2日 巻き付きを解消。
5月4日 また巻き付く。
5月6日 またまた巻き付きを解消し、折れる。
5月9日 また折れるも、その後伸びる。
5月20日 順調に伸びて、またまた折れる。
5月28日 身長測定 約35㎝。
普通のネギだったのですが、切ってすぐふりかけに出来そうな細さです。
6月6日 伸び続けるも自立せず。
和菓子の空き箱、消臭剤、プリンの空き容器、ドライヤーのセット用ノズルを順番に乗せて先を支えました。
余談ですが、このドライヤーのセット用ノズルは以前のブログ「秋の捨てる物を探す週間を経て」に出てきたものです。プリンの空き容器の底にシンデレラフィットしました。このことに気が付いたものの、すぐにひげ根のはりがなくなり、ネギさんは寿命を迎えました。そして、このノズルの使い道もなくなったのです。
6月7日 折れたところを切り落とすと、しばらくしてさらに折れました。
折れたところを全部切り一日置いてみたものの、もう伸びませんでした。
土台の部分は小さくしぼんでいました。
こんな感じです。
我が生涯に一片の悔いなし、と小さく呟いているように見えました。
そしていよいよお別れしようとしたとき、家族の言葉を思い出しました。
それは人参2号3号とお別れしたときのことです。
家族「あれ、人参どこ行った?」
私「もうだめになったから燃やすごみの日やったし一緒に捨てたよ」
家族「えーーー、あんなに大切にしてたのに庭に埋めなかったの?」
私「え?お墓を作るってこと?人参のお墓?それとも埋めたらまた生えてくると思ってる?絶対生えてこないよ」
毎日人参の観察する私を笑っていたので、まさかこんなことを言われるとは思っていませんでした。その後1号も庭には埋めなかったので、またブーブー言われてしまいました。
そこで、今回は希望をかなえることにしました。
スコップで雑草を掘り起こし、近所の人が見ていないことを確認。
急いでネギさんを埋め、あかじめ作っておいた旗(爪楊枝に紙を巻いたもの)を土に挿す。ささっと写真を撮影し、旗を抜いてミッション完了です。
帰宅した家族に写真を見せると、「本当に埋めたんだ」と最初は笑っていましたが「よく見るとちょっとせつない」と言っていました。
私はそれどころじゃなかったよ、近所の人に見られないことに必死だったもん。
その写真がこちらです。
ネギさん
2019.1.16-2019.6.7
これで、再生栽培シーズン1は終わりです。