再生栽培 番外編 おちょこでわさび菜栽培に挑戦してみた。
雑貨屋で、おちょこでわさび菜を育てるセットを見つけました。一つ500円くらいです。今まで、人参やネギのように食べずに捨ててしまう部分を水につけて育てていましたが、家族からずっと種から何かを育ててみたらどうかと言われていたので買ってみることにしました。
商品の外観はこんな感じです。
中身です。
おちょこは直径約4cm、高さ約5cmです。おちょこと種と土と説明書が入っています。このセットはわさび菜の他に青じそ、とうがらし、三つ葉があってシリーズ共通の説明書でした。
これを買ってきたのは昨年末でしたが、今年の正月休みに家族が種まきをしてみたいと言うのでまるまるお願いしてみました。
1月4日。種まき。
乾いた土にぬるま湯を注ぎ、膨らんで冷めたところで種をまきます。
ここで、家族から
『あーーーーーーーー』
という叫び声が聞こえてきました。
約10粒まくように説明書に書いてあったので多めに入っていても15、6粒くらいだろうと思い袋から直接土の上にまいてみたら、意外に多く入っていて20粒近くまいたかもしれない!だけど、種の色と土の色がいっしょだから取り出すのは不可能だ!と、ワーワー騒いでいました。
そこであらかじめ撮っておいた中身の写真の種を拡大してみてみると30粒近く入っていました。
そして、ここで説明書をもう一度読んでみると、下のほうの注意書きのところに『種まきは真夏・真冬を避け、管理しやすい時期を選んでください。』と書いてあるのを発見!
1月4日ってまあまあ真冬じゃん。
・・・ま、育たなくてもおちょこは残るし、500円のおちょこを買ったと思えばいいよね、ドンマイドンマイということで育てることにしたのでした。
種まき直後の様子です。
土が乾かないように注意します。
1月7日の朝。
少し、何かが見えてきました。
その日の夜。
一日でいくつもニョキっと出てきました。
翌朝、1月8日。
葉が出てきていました。かわいいです。
1月9日。
さらに一日でこんなに成長しました。
それから一週間後の1月16日。
白い茎がビヨ~ンと伸びました。
1月17日。
玄関先の苔3号の背景として撮影してみたら、カイワレ大根のようです。
家族から間引きしなくていいのか?と聞かれ、あらためて説明書を確認すると、
『本葉が1~3枚になったら丈夫な苗を残して混み合ったところを間引きし、苗の本数を減らして育てます。根元を指で押さえてゆっくりと引き抜き、残す苗を傷めないように注意します。』
と書いてありました。このときは本葉の意味を調べることもしなかったので、最初から2枚の葉が出てきているから1~3枚になったらの意味がわからない、と思いました。そして混み合ったところを減らしてみようと思ったのですが、指が軽く触れただけで茎がポキッと折れてしまいました。そして密になり過ぎたため根元を指で押さえるための隙間もありませんでした。仕方なくそのままにしました。
そうこうしているうちに、かわいいハート形の葉が少し大きくなってきました。
1月21日。
上から見るととってもかわいい葉っぱです。
そして拡大してみると、
間から小さい芽が出てきました。
1月26日。
ギザギザの葉が出てきました。そして、これが本葉だと思いました。
この本葉らしきものが出てきてからハート形の葉っぱの色が少しずつ薄くなっていきました。
そして、1月29日。
ちょっと動かしただけで茎が数本折れました。
2月2日。
折れたものは小瓶に入れて飾りました。
拡大すると、
本葉は少し大きくなったようです。
この後、少しずつ折れたり枯れたりしまして、
2月28日。
だいぶ少なくなりました。本葉はわずかに成長しました。
そして、
3月16日。
ついに最後の一本が枯れてしまいました。
種をまいて2か月半、かわいい葉っぱを毎日見ることはできましたが、食べることはできませんでした。
種はまだ余っているので、今後また挑戦するときのために説明書に付け加えておきたいことを書きます。
☆ 種は一度袋から出して、まきたい数だけよけておく。
☆ 種と種はできるだけ指が一本入るくらいの間隔をあけてまく。
☆ 本葉とは、子葉(最初に出てくる葉)の次に出てくる葉のことで、子葉とは形が違う。その植物の本来の葉の形になる。
そして、『種まきは真夏・真冬を避け』のところにアンダーラインを引くか蛍光ペンでなぞって目立つようにしておきましょう。
終わり。